OM WATER

オームは、ヒンディー教や、ヒンディー教から派生した文化においてもっとも神聖なシンボルとされている。真言として、オンとされていることは、有名。・・・っと、オームのことを調べていたら、とても素敵なサイトを見つけました。

以前違った意味で世を騒がせたこの言葉、チベット仏教徒の友人は、世界中の人々が心を込めて唱えている、大切で神聖な言葉を最も酷い形で汚されてしまった…と嘆いていた。ちなみに、知人のドイツ人が言うには、ヒトラーのおかげで、アジアでは親しみのある卍のマークは(多大な誤解を招くため)間違っても母国に持って帰れないそう。


もとい。

インドでは、水道水は飲まず、浄水飲料水の配送サービスを利用する人が多い。25リットルで50ルピー。街では、オームウォーターとかアムリタウォーターとか、何社かが宅水サービスを提供している。アシュラム内では、同じものを20ルピーで交換してくれる。

先述のドイツ人(環境科学と水質学を専攻)によると、配送サービスの水は浄水し過ぎていて、本来水に含まれているミネラル成分などの栄養素は殆ど残っていない、とのこと。栄養を考えるなら時にはココナッツジュースを飲んで塩を舐めるのが良いよ…と教えてもらった。こんなアドバイス、日本では耳にしない…。なんか、サバイバルみたいで面白い。


ちなみに、プッタパルティの水はとても、とても、硬水で、どれだけ硬水かというと、柔軟剤を水に溶かして一晩置いておくと、柔軟剤だけが分離して固まりになって浮いている。洗濯をした翌朝、寝ぼけながらこの現象を初めて目にした時は、水の中で不気味に浮かんでいるカタマリを見つめながら、しばらくの間、何が起こったのかと記憶を辿った。