コダイカナル 往路

23日の朝9時に出て夜の10時過ぎ、タミル・ナードゥ州コダイカナルに到着した。

SUMOという車に、運転手を含めて7名の旅。

サイスクールは世界中にあり、一人は去年、タイのサイスクールで英語を教えていたというアメリカ人と、ポーランド人、インド系フィジー人、そして日本人の多国籍メンバー。一人を除き、英語が第二ヶ国語の上に、EHV(人間的価値教育)のコースを受講したメンバーが揃っていたから、ハードな環境でも自然と、ポジティブな話題が続く。

炎天下の中で女子6人がオイルサーディンのようにぎゅうぎゅう詰めになって汗だくになる。
十二時間以上の長旅。
道中、一人が泣きゴトを言っても誰かが気転を効かせて笑いで返し、そう、私たちは受容の特質を錬磨してるんだよね・・・とジョークが飛び交う。スワミの御教えを引用してたしなめることも批判が飛び出して険悪になることもない。心地よい旅のコツをみんな心得ている。


私たちは、前から興味があったタイのサイスクールのEHVコースや学校で教えた経験を聞かせてもらった。ディプロマコースでは、ジェムサイ博士からは理論、ロレイン・バロウズ女史からは実践を教わったそうで、ダルマクシェートラのコースの内容とは違って、ゆったりとしたスケジュールの中、自由時間もあり、比較的、教師として鞭を執る事を念頭に実践に役立つことを教わったそう。


お昼頃には、ホワイトフィールドにあるアシュラムの横を通り過ぎた。けっこう、街の中心にあったので驚いた。。。すぐ傍には、鉄道が通っている。ホワイトフィールドのアシュラムには、行ったことがないから、私は身を乗り出して、アシュラムの中を見続けた。

アシュラムの色は、プッタパルティと同じで、ピンクや水色のパステルカラー。初めての渡印前には、霊性の国、インドの神殿(マンディール)は、さぞかし神聖で厳かで、質素なんだろうなぁ・・・と期待してアシュラムに着いたら、お伽の国のようにメルヘンチックなパステルカラーがどっひゃーっという感じで施されていたのでとってもびっくりし、目が慣れるまで少し時間がかかった。神社仏閣や米国の教会を基準に考えていたから、この賑やかな建物の中に座って静粛な気持ちで神に向えるんだろうか・・・?という疑問さえ湧いたこともあったけど、今ではその光景にすっかり慣れてしまった。

ホワイトフィールドでは、珍しい品種というブラックココナッツを屋台で買って食べた。ジュースはなくって、実だけ。私は食べずに写真を撮った。うーん、クラゲみたいな味・・・らしい。

午後8時過ぎ、マドゥライを通過し、地元の食堂で夕食を摂った。米とウーラット豆の白い蒸しパン、イドリーと、米とウラド・ダルを挽いた南インドのクレープ、ドーサを頂いた。

午後10時過ぎ、コダイカナルに到着し、アシュラムの位置を確認してから宿を探した。
夜遅いので、とりあえず2部屋を6人でシェアし、翌日からは、それぞれ別の宿を借りた。

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