コダイまで

サイババは23日の早朝の飛行機でマドゥライまで飛び、ヘリコプターでコダイカナル入りした。従来は、マドゥライで帰依者の家を訪問し、車で数時間かけてコダイカナルに入るそうだけど、サイババは今年、83歳。

長時間の移動で身体に負担をかけないよう、ヘリコプターでの移動となったみたい。このヘリコプターは、あるデザイナーブランドのオーナーがお使い下さい、と贈呈したそうな。通常、スワミは贈り物を受け取らずそのまま送り返す。ある年、スワミは帰依者に対してもう贈り物を送らないようにと伝えた。なぜか?サイババの信奉者は子どもから億万長者まで、幅が広い。しかも、世界中に点在する々がスワミに贈り物で愛を示そうと試みる。小さな物から目が飛び出るほど高価で巨大な贈り物を送られても、送り返すお金と労力がセヴァダルにかかるから・・・という理由らしい。



コダイカナルは3つ目のアシュラムがある高原避暑地で、バンガロールの南約400kmにある標高2100mに位置している。気候はだいたい、東京の3月ぐらい。朝夕は冷えるのでユニクロのフリースが重宝している。ただし、日中の日差しは非常に強くて日焼け止めが必要。私も結構、焼けた。焼けてしまったと気にしていたら、白人の友人から、日焼けして見栄えが良くなったと言われた(You look better with Suntan)。

へーなんで?(Really? Why?)と聞くと、日焼けする前は、白すぎて、病的で倒れそうだったらしい(You were too pale and you looked ike you would faint)。

白人で美白を意識をしている人は稀で、みんな揃って嬉しそうに日焼けしようと太陽に肌をさらしてている。それに比べて有色人種は白くなるように努めてるから、面白い。シミとか気にならないんだろうか?以前、動物と遊ぶ高齢のブリジットバルドーの写真をみたことがあるけど、本人が幸せだったらどちらでもよいのかもしれない。

コダイカナルの水はプッタパルティと違ってとっても軟水で、日本の水道水みたいに石鹸が泡出つ。きっとここでは、柔軟剤が分離することはないと思う。一点気になるところは、どのホテルの水も少しだけ茶色く濁っていて、鉄の匂いがすること・・・。ま、ここはインド。あまり深く考えずに、歯磨きだけは透明な色のミネラルウォーターですることにした。



スワミは23日の到着日からダルシャンを授け、2日間の午前以外は毎日、朝夕と一日二回のダルシャンを授けて参拝者を祝福している。

25日から27日まで3日間続けて、サイ大学院の修士コースの卒業生が、サティヤサイアヴァター、シルディサイアヴァター、イーシュワランマにまつわるストーリーの語り歌いを上演した。現地語だったのでナレーションの内容はわからなかったけど、歌はとても素晴らしく、意味は分からずともグッと琴線に触れた。29日、サイババはこの学生達の労をねぎらった際、そのまま博士号に進みなさい、と伝えたとのアナウンスがあった。



同日には、イギリス在住の帰依者の一人、プパット氏が短いスピーチを行い、その後、サイババによる講和があった。極めて簡略すると、この世の事象に一体性を見出しなさいというお話だった。講和の通訳は、ブリンダーヴァンの寮長のナラシンハムルティー氏。ヒングリッシュではなく、イングリッシュだったので、とても聞き取りやすかった。お二人とも帰依者の間ではとても有名で、2006年の世界の幸福と繁栄を祈ったアティ・ルッドラ大供犠祭でも、スピーチをしている。

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