ラタン・タタ氏

数日前からスワミは、「インド三大財閥の一つタタ・グループの会長、ラタン・タタ氏がプッタパルティに来訪するから、演劇を用意しておくように。」とサティヤサイ大学の生徒たちにお伝えになっていたらしい。

そういえば、11月末にスワミは何度かダルシャン会場に着いてすぐに車に乗ってどこかに出かけられていた。後から聞くと、スワミは大学の講堂でリハーサルチェックをされていたそうな。「卒業式のものより更にクオリティの高いものにし上げなさい」と生徒たちにお伝えになるスワミ。日中の勉強に短期間で最高のクオリティを目指して作り上げる演劇と・・・ものすごい集中力だなぁと思う。


72歳を迎えるタタ氏は、生涯独身を貫いて全人生を事業に注ぎ込んでこられた産業界の重鎮。世俗の喜びにわき目も振らず、業績を上げてインドの地位を上げることに注力し続けた生きざまは、ある種、聖者のようだと友人が言っていた。スワミは、ラタン・タタ氏の来訪をお喜びになっていたそうで、「ラタン・タタ氏はサイババの帰依者なんだ?」と聞くと、そうではないという。「スワミはそういった差別はされないし、良い生き方をされる人には(ま、ある意味そうでない場合でも)わけ隔てなく祝福を注がれるから・・・」という言葉が返ってきた。


渡印前は耳にしたこともなかった「タタ」という言葉も、ひとたびインドに来れば、自動車紅茶、ドコモと提携している通信サービス、ソフトウェア会社、高級ホテルのタージホテルなど、街中いたる所で目にする「TATA」というロゴ。

3日は当然、アシュラム内のマンディール、サイクルワントホールで劇が上演されると思っていたものの、サティヤサイ大学校内でMBAの学生や講師達とのQ&Aセッションの後、講堂にて演劇を上演。なんでも、劇の内容はヴィヴェーカーナンダとラーマクリシュナ、シャンカラやダルマラージャなどインドの霊性の巨人たちが登場するものだったそうな。サイババがが4:30にマンディールを後にされた後、戻ってこられたのは7時過ぎ。そのあと、タタ氏と話しこまれたあと、すぐにアーラティの鐘が鳴った。翌朝のダルシャンでも1時間以上にわたって話が続いていたもようで、モーニングダルシャンが終わったのは11時過ぎ。話の邪魔にならないよう、途中から、バジャンのマイクはオフになっていた。


ところで、タタ・グループの関連会社は、社会福祉(ソーシャルサービス)の一環としてバンガロールのホワイトフィールドにあるシュリ・サティヤ・サイ高度専門病院に関してインターネット広告で、次のようなADメールをプロデュースしている。

ちょこっと訳してみると・・・


小さな ハート(心臓)も 無料で 鼓動し続けることができます。


心臓手術を要する子をもつ親御さんの多くは、その費用を支払うことができません。


そういった方々に、朗報です。


インドのバンガロールに、あらゆる心臓手術を無料で施術する機関があります:
シュリ・サティヤ・サイ高度専門病院 (住所・電話番号・Eメールアドレス)


この情報をあなたの知り合いの方々に伝えることよって あなたのハート(心)を お見せください。


きっと、 どこかにいる、 だれかに。 


この情報を 必要としている 人の もとへと、 届くでしょう。


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