マクドナルド


プッタパルティで40度強の高熱が出たあと、しばらく体調が戻らなかったので、最近、インド料理を控えている。
今後のことも考え、彼にもなんとか和食に慣れてもらおうと小出しでしょうゆ味のうどんを食卓に出してみると、「うーん、なんてサトウィック(浄性)な食べ物!あらゆる味覚をギブアップして悟りの境地を得たくなったときに、もう一度食べてみるよ・・・」といったコメント。

要するに、淡泊過ぎて味がしない、らしい。「そんなものを食べないでこっちの(美味しい)インド料理を食べたら?」と云わんばかりに気遣いながら、カレーをすくって私の口に運ぼうとする彼。

生まれて初めて打った解熱注射で胃が遣られていた私に、油でスパイスの香りを煮出すインド料理はキツ過ぎ・・・同じ日本食でも、隠し味に香辛料を入れた味噌味や練りゴマ風味、照り焼きを少しインド風にアレンジした濃いめの味だと、美味しい(というか、食べられる)らしい。

それにしても、毎日和食を続けるわけにもいかず・・・
そこで、マクドナルドの登場!


まだまだ開発中のチェンナイの新興地区、ITハイウェイ沿いにそびえ立つ「タイデルパーク」の一階にあるフードコート、「Planet Yumm International Food Court」には、マクドナルド、ピザハット、サブウェイ、KFC、バスキンロビンズアイスクリームに中華や菜食インド料理の店舗が入っていて、ここなら彼も私も何らかの食べ物を選ぶことができる。

個人的に、日本ではまったくご縁がなかったマクドナルドも、ヒンドゥー教徒過半数を占めるインドでは、どんなメニューを出しているんだろうと前から興味津々だった。さすがに牛肉や豚肉のメニューはなく、チキン、フィッシュ、菜食のみ。お隣のKFCでも、ちゃんとベジバーガーがメニューに載っていた。おそらく・・・油もベジとノンベジでは違うものを使っている・・・のだと思う。


今日は、マックベジーと、パニールサルサラップのセットを注文。


バスキンロビンズ(日本のサーティーワン)アイスクリームにも卵なしの、「Pure Vegi」のサインが・・・。


それにしても、フードコートの従業員には食べた後のテーブルを掃除する掃除婦以外は、一人も女性が働いていない。雇用における男女の均等な機会と待遇の確保を推進している日本からすれば、男性の店員しかいないというのは、結構、奇異な光景に映る。
日本では誰でも気軽に入れるオフィス街のフードコートも、チェンナイではテロ防止のために日々、厳重なセキュリティが敷かれている。
来場者は、身分証明書の提示を義務付けられていて、証明書を一時預けてゲストカードを受け取る仕組み・・・。街に点在する、肩に細長い銃をかけた警官達を見ながら、そんなに、危ないんだろうか?と首をかしげたくなるのは、安全な日本に長年住んでいた名残りかも知れない。

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