インドのパン・パロータ

今朝起きたらパンがなかったことに気付き、久しぶりにパロータを作ることにした。

最近は野菜がたくさん摂れるサンドウィッチメーカーの出番が多く、キッチンもきれいに保てていたけれど、冷蔵庫に何もない・・・となったら小麦粉を水で練ってミニパン屋さんをひらくしかない。。。というかその方法があった (@_@)! ことを思い出した。

ドーサが主流の南インドに対し、パロータは、主に北インドで食べられる薄いパンで、味付けした野菜などの具材を練りこんでフライパンで焼いたもの。
パロータが大好物の北インド出身の彼。初めてのおうちご飯も、わざわざ彼がお義母さんに電話してレシピを聞きながら一緒に作ったほど。「これから毎朝パロータを食べたい!」という彼の言葉に絶句し、翌々日、試しにサンドウィッチメーカーで色んな味のホットサンドを出してみたら妙に気に入ってくれてとても助かっている。
なにせ、粉系統はお好み焼きぐらいしか作ったことがなかったので、50cm 四方がまっ白になるインドパンはレストランでだけ、出されるものだと思っていた。インドでは毎日のようにパロータやチャパティ(ロティ)を主婦が生地からこねて焼いているというから、いやー、頭が下がる思いです。

このパロータ、ちゃんとしたレシピ(分量)でスパイスを入れて作ったらとっても美味しい。数ヶ月前、料理のレパートリーが少なくって何を作ろうか困っていたときに、ある先輩がインド料理のレシピ集を送ってくださった。

遠くて暑い、そして電気や水道といったインフラが不安定な発展途上のインドで夫の帰りを待ちながら一人暮らしていると、ちょっとした優しさがとてもありがたく心に染みる。こんなとき、ほんと、東京でサイセンターに足を運んでいて良かったなぁと思う。

あらゆる組織には、「262の法則が存在する」と言われているように、どんな機関にも色んな人がいるけれど、サイセンターには比較的、(ほんと、色んな意味で)濃い人が多いような気がする。そして濃い分、普段の生活をしていたら絶対に会わない(会えない)ような、蓮華の花のように美しい心を持った人に出会うことがある。

「何故そんなに美しいのか」と観察してみたら、結局、その人たちは「人」を見ていないことに気付く。彼らは、自身に潜む「愛」とか「良心」と対話しながら生活をしているので、精神性における周りの(262の動向)にそんなに足を引っ張られないのかなぁと思う。

特に、ユース(18歳から35歳まで)の人たちの心の美しさは傑出していて、「愛や良心に忠実でありたい」という祈り(願い)を抱いた人達の側にいるだけで、なんだか私も次第に心がきれいになっていったような気がした。そして土曜日には喜んで足を運んでいた。あぁ、癒しの空間だったなぁ... 今思うと懐かしい。

もとい。

アル―(ジャガイモ)パロータは、先ずジャガイモや玉ねぎを食べやすい大きさに切って下ゆでしてからガラムマサラコリアンダー・クミンシード・レッドチリパウダー・ターメリック・塩といったスパイスで味付けする。

香りのコリアンダーもちぎって一緒に混ぜ、具材をペースト状にする。

日本のインド料理店では、小麦粉を使った「ナン」が主流。インドでは、小麦粉を摂りすぎると身体に悪いということで比較的ヘルシーな、「全粒粉」を生地に使うことが多い。

インド料理に(宗教儀式にも)「ギー」は必需品。手が汚れないように(手に生地がくっつかないように)、指にギーを塗って生地の形を丸く整える。

生地を折って具材をはさみ、打ち粉をしながら向きをかえて、平たく伸ばす・・・をくりかえす。

インド製の平らなフライパンで焼いて出来上がり。


ヨーグルトを付けて食べると美味しいです☆


にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 菜食・ベジタリアンへ

ブログランキングに参加しています。 応援クリックして頂けますと幸いです。