インドから国際郵送


日本にいる知人に届け物を・・・と地元の郵便局から国際発送を試みた。
買い物の道中によく見かける家から徒歩3分の郵便局の中に入るのは、これが初めて。
中はどんなのかな?
入り口にガネ―シャ神のタイル壁を飾ってあるのがインドっぽい。

でも、インドの郵便局・・・大丈夫かな? 
入口横に設置されている赤色のポストの後ろには荒れ野が広がり、作業用の床は紙や荷物が山積み.。一歩中に入ると、渡印直後に聞いた話・・・たとえば、一年後、忘れた頃に荷物が届いたとか、結局どこかに紛失...とかいう噂が脳裏に浮かんだ。郵送物のトラッキングとか、ちゃんとできてるのだろうか(焦)。
ま、なるようになるか・・・。

係員に言われる通り、申告書(Declaration Form)に内容を記入して順番待ちをしていたら、地元のおじさんがしきりに、「ココで発送したら、中央郵便局に届くまでに1週間かかるから、近くの大型郵便局に行きなさい」と声をかけてくる。

ここは、インド。
意味もなくタダで声をかけてくれる人には滅多と出会わない。聞こえなかったふりをしていたら、また声をかけてくる。「ここの集荷は、週一度の金曜日のみ。祭日に重なったら、発送するのは2週間後だよ。急いでいるんだった。ティルヴァンミュールの郵便局に行きなさい。」

「仕事中の昼休みを利用しているので、そんなに遠くまでいけません。車もありませんし・・・」と彼が断わろうとしたら、その方向に行くから郵便局の前まで車で送ってくれるという。
極寒の日本を想像して寒さよけのショールを発送するのに、春がやってくる頃に到着しても意味がない。。。きっとこれは、スワミのお計らいだろう・・・と、せっかくだから、とおじさんのご厚意に甘えることにした。

車に乗ると、スーツ姿で アブドゥル・カラーム元インド大統領 と握手をしているおじさんの写真が飾ってあった。普段着を着たこのおじさん、実はエラい人なのかもしれない。

おじさんの素性を聞くと、ハイドロドライブシステムを輸出している会社の社長さん。アブドゥル・カラーム元インド大統領は言わずと知れた、サイババの帰依者。本当に、このおじさんを通してスワミがなんとかしてくださったのかもしれない。最近、結婚登録で一見人のよさそうな・・・それも聖地だし、絶対良い人しか存在いない・・・と信じていたパルティの地元の自称報道陣にちょこっと騙されたばかりだったので、インドにもいい人はいるもんだなぁ・・・と彼とふたりでちょっと感動した。

郵便局に到着すると、外観からして地元郵便局との規模の違いが明白。ここではウェスタンユニオンDHLに住所証明の発行など、色んなサービスを提供している。

インドっぽいところ・・・というと局内の中央にガンジー肖像画が飾っているところや、天井に設置された扇風機がフル回転しているところ。1月中旬チェンナイの昼下がりは、日本の初夏のように暑い。

DHLのロゴを見てすかさず担当者に、「お金がかかるからDHLではなく、一般のスピードポストを利用します」と伝えたら、「郵便局とDHLが大口契約を交わしていて、スピードポストを選べば間接的にDHLを利用することができる」という答えが返ってきた。日本までの所要日数は、一年どころかたった5日。そんなに早く届くなんて意外。
荷物の容量は3キロ弱で税込1131ルピー。フェデックスやDHLを使うと、海外発送は一万円ぐらいすると思っていたから、そんなに安く発送できるなんて、更に意外。


荷物の追跡サービスもあることを知り、インドのIT化に感謝する。
これで無事に届けば・・・かつて耳にした噂が短期間で風化していたことになる(祈)。

〜〜〜後日談〜〜〜
一週間後の土曜日、友人から「荷物、無事届いてたよ・・・」と連絡がありました (^_^)/


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