今年のヴァラ・ラクシュミー・プージャ

南インド三州(アンドラ・プラデーシュ、タミル・ナードゥ、カルナータカ州)で重要な位置を占める、既婚女性によるプージャ(儀礼)、ヴァラ・ラクシュミー・プージャ(ヴァララクシュミー・ヴラタム/Varalakshmi Vratam Puja)。
家庭の女神(グリハ・ラクシュミ)である妻がこの儀式を捧げることによって、妻を通して夫や子ども―家庭に幸福と健康、そして様々な吉兆がもたらされると云われています。


2010年度の日程は 8月20日となっていますが、今年は、昨年のような大々的な合同プージャではなく、、アシュラム内の「ヴァラ・ラクシュミー・テンプル(ガーヤトリーテンプルの右横)」にて、開催されるそうです。
おそらく、参加者はサイババの縁戚女性限定・・・(8月初旬の情報)。


というのも先月初旬から、このプージャを主催する「イーシュワランマ女性福祉トラスト」宛てに、海外帰依者からの応募メールが殺到していたらしく(聞くところによると、1万5千通以上!)トラストの代表がサイババにお聞きしたところ、全ての希望者をマンディールに呼ぶのは無理がある上に、これはもともと、ヒンドゥー教徒のための儀式。先着順と言って外国人を優先するわけにもいかない・・・。



参加者を選別しようとしても不公平となるのは不可避の為、今年は合同プージャの開催を見合わせなさい・・・と仰ったそうです。

ヒンドゥー教徒のためのプージャが、海外からも注目されているとは素晴らしいことだと思いますが、さすがに今回は、ちょっと人数が多過ぎたみたいです・・・。尚、ヴィシュヌ神の伴侶、ラクシュミー女神を讃えるヴェーダに関しては、シュリースークタムの記事をご覧ください。




追記: アシュラム近況

長期夏季休暇ということで、世界各国から500人〜1500人ほどのグループがそれぞれ、1週間〜2週間前後の日程で滞在されていますので(もちろんグループ席有り)、祭事期のような混み具合です。


ざっと国名を挙げてみると・・・

7月: アメリカ第1部・第2部・南ヨーロッパ・イギリス・北ヨーロッパ・インド各地
8月: 中近東・スリランカ・カナダ・マレーシア・インド各地


もし夏休みを利用して来訪を予定されている方は、風邪予防の薬(世界中から人が来訪していますので)、蚊予防等を持参されるとよいかも知れません。気候は、それほど暑くもなく、風邪が涼しくって良い感じです☆



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