サイババのマハー・サマディー・デイ
今日は、アーラーダナ・マホーッツァヴァム(奉事の大祭)の二日目。
サティヤ・サイ・ババは、去年のこの日、午前7時40分にマハーサマディを迎えられました。聞くところによると、最期にはスワミのご意思によって壮絶な肉体の苦しみを背負った後に、息を引き取られたそうです。
幼少時代からヴェーダを吟唱し続けている知人は、「ヴェーダを学び、天啓聖典が示すメッセージへの理解を深めると、エコロジーを意識せざるにはいられない」、と断言します。
その理由は、 「全ては神 (神は全てに遍満している)」という真理を、心の底から実感するからだそうです。
かつてスワミは、「私の人生(生き方)は、私のメッセージである」と仰っていました。
そして晩年には、「あなたの人生(生き方)は、私のメッセージです」と仰るようになりました。
スワミはバガヴァンですから、スワミの真意(神意)をくみ取るには、発想の変換が必要なんだなぁ…と思うことは、よくあります。
・・・といっても、極端にストイックになったり、何かと交信したりしてエキセントリックになるのではなく、現世的に見れば素晴らしいアイデア!と思っても、愛の世界からするとNG、という感じですが・・・。
今朝のプログラムで、それを象徴するようなエピソードが、とても印象に残りました。
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インドにあるサティヤ・サイ・オーガニゼーションは、様々な地域奉仕を主導している奉仕団体です。その中でも、教育、飲み水、医療の奉仕は三本柱として、じつに多くの一般人に、無償でサービスを提供しています。
そうしたある日、一人の帰依者がスワミに提案を出しました。
「スワミ、現在私たちは、医療、飲料水、教育も、すべてを無料で万人に提供しています。
これを少し変えて、低所得層には無料で提供し、それ以外の、料金を支払える人々からは、諸費用を徴収するのは如何でしょう?」
それに対してサイババは、次のように答えました。
「所得に関係なく、全ての人々に、無料で提供しなければなりません。
なぜなら、医療、飲料水、教育は、ヒトが人間らしく生きる上で必要とする生活の基盤だからです。
本来こういったものは、金銭でトレードするような“商品”であってはなりません。
私は人類に対して、如何にこういったものが無料で提供できるか、モデルケースを提示し、手本を示しているのです。
そして多くの人々(他者に施しを与える余裕のある人々)がそれに気付いて賛同し、同じような無料の機関が各地に設立されることを望みます。」
ところで今日は、アクシャヤ・トリティヤです。
この日は、新しいことを始める、高価なものを購入する、寄付をする・・・のに最も吉兆な日と言われています。
昼過ぎ、たまたま銀行に行くと、大混雑でした。
寄付をするのにも吉兆だと聞いて彼に相談すると、知り合いを通して「あしながおじさん」になったら?という話があがりました。ちゃんと、そういう制度があるそうで、驚きでした。
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