プッタパルティ観光ツアー:3
11. ゴクラム (牛舎)
その昔、プッタパルティである問題が起こっていた時、村人がサイババに相談しました。そうするとサイババは、「プッタパルティから牛舎を移動させるとよいでしょう」とアドバイスなさったそうです。
そこで移転したのが、プッタパルティの隣の地区、ゴクラム。
ギターやタブラー、フルートなど、様々な楽器のモチーフがあしらわれた音楽大学の講堂の横にあります。(このユニークな建物の中には、世界中の楽器が展示されている博物館となっています。)
サイババが自ら色をお塗りになった、クリシュナ神像の写真は有名ですが、
この横に牛舎があり、毎朝、新鮮な牛乳がプラシャーンティニラヤムに配給されるそうです。
12. サティヤ・ギータの小屋
ゴクラムからジェネラルホスピタルまでの間のエリアは “シュリ・サティヤ・サイ・ヴィッディヤ・ギリ”と呼ばれている学校区域です。
この区域には、テニスコート、インドアスタジアム等を備えた競技場、ヒル・ビュー・スタジアムにプラネタリウムやサティヤ・ギータの小屋、プライマリー・スクールにハイヤーセカンダリースクール、サティヤサイ大学の学校に寮といったいわゆる“スワミの学校”施設が並ぶほか、スワミが土地を提供された公立学校、イーシュワランマ・スクールもあります。
先ず初めに向かったのは、可愛いサイババのペット象が住む小屋。
サイギータが他界した同年にやって来た、『サッティヤ・ギータ』は人によって、サイ・ラクシュミー、サティヤ・ギータ、クリシュナ・ギータなど、呼び方が異なりますが、サティヤ・ギータというのが主流だそうです。
プッタパルティのメイン通り沿いにある立派な建物がサッティヤ・ギータの小屋だと思っていましたが、通常は、プラネタリウムの後ろにある小屋に住んでいるそうです。
へー知らなかった!と、ベイビー連れの友人に伝えると、もうとっくに知っていたとか・・・。
私たちが訪問した日は、彼の同級生の御両親が、直径20センチぐらいの大きなライスボールを、サティヤ・ギータに食べさせていました。
エレファント!と教えながら、毛が生えてザラザラした皮膚にベイビーを触らせたのですが、「ギャーっ!」と泣いて私に必死でしがみ付き、観光はそこでおしまいになりました。
・・・1歳半のベイビーには、少々刺激が強すぎたのかもしれません。
13. ヒル・ビュー・スタジアム
盛大な祭典が開催される時に使用される、ヒル・ビュー・スタジアム。
普段は学校の運動場として、スポーツアクティビティーの時間帯に使用されています。
今回は許可を得て(?)通常、関係者以外立ち入り禁止の シャーンティ・ヴェーディカに立ち寄らせて頂きました。
警護のセヴァダルだけがぽつんと点在するスタジアムは、とても大きく見えました。
14. ホステル (サティヤ・サイ大学の男子寮)
インドアスタジアム(室内競技場)の前にあるのが、サティヤ・サイ大学の男子寮。
こちらは、大学の寮生を迎えるガネーシャ神。
この神像は、数年前、スワミの側近をしていた男子学生の前に、「小さいガネーシャ神が飛び出してきて寮⇔大学を一緒に往復していた、」というエピソードで有名なガネーシャ神像です。
(体験者のラメーシュワラさんのインタビュー映像はこちらから)
寮内は基本的に部外者立ち入り禁止で、親族は決められた時間帯の間に表通り沿いの前庭で、生徒と面会することができます。私も以前、結婚の報告をする際、母と一緒に学寮長室に通して頂いたことはありますが、それ以上、中には入ったことはありませんでした。
「普段ここは女人禁制で、私の母や妹でさえ入ったことはありません」という前置きで案内された学生寮。今回は休暇中ということもあり、特別に許可を得てさらっと案内して頂けました。
中庭の正面にあるのは多目的ホール。
スップラバータム、食事、全体ミーティングの際に利用されるそうです。
敷地内には「スワミの小邸宅」が、つい2−3年前に建てられたばかりだそうで、スワミも中にお入りになり、祝福をされたそうです。
ここで、アシュラムに大邸宅があるのになぜ?とお思いの方に余談です・・・。
敬虔なスワミの帰依者のお家には、祭壇とは別にスワミのためのお部屋が用意されています。これには、「人間の御姿をまとわれた神を人間のごとく愛することによって礼拝する」という信仰心が根底にあるそうで、新居をお探しになっている知人(大学の学部長)は、どれだけ見合う物件と出会うのに時間がかかっても、(こういう観点で語ること自体失礼な気がしちゃいますが、世俗的に考えると誰も使用しない)スワミのお部屋案を「却下する」という意思は毛頭ないそうです。
新学期を控えて改装中の寮・・・メジャーを持って寸法を測っていたのは、今年就任された学寮長でした。教授職と兼務なさっているため、非常にお忙しいとお聞きしていましたが、陰日向なく奉仕に従事されているその姿勢に、脱帽の思いでした・・・。
また、寮生活において生徒の自立を促進するため、必要となるサービスは、基本的に全て生徒達が奉仕活動として行っているそうです。(ちなみに彼は、銀行部、出版部、食事部、プラサード配布部に所属し、多くの生徒達は自発的に複数のセヴァに携わっているとのこと。)
寮内の生活は、3Dと言われるDiscipline(規律)、Duty(義務)、Devotion(帰依心)が基軸となっています。
15. サティヤ・サイ大学
ヴィッディヤ・ギリの一番端にあるのが、サティヤ・サイ大学。
至高神がお創りになった大学を、その御子息である智慧の神、ガネーシャ神が司っているからでしょうか・・・。
大学の建物の中に一歩入ると、ガラッと波動が変わります。
中庭の中央の神殿には、ガネーシャ神像が祀られていて、独立記念日の日には、全校生徒が集まり、記念式典が開催されるそうです。
構内には、グーグル地図の衛星写真が掲載されていました。
尚、学生は下記のスケジュールで日々を過ごし、携帯電話での通話や音楽、PC等の娯楽はNGだそうです。
時間 | スケジュール内容 |
---|---|
5:00 | 起床のベル |
5:25 | ガーヤトリーマントラ吟唱 |
5:30 | スップラバータム(朝の祈り) & ヴェーダ吟唱 |
6:00 | ジョギング ・ ゲーム |
7:15 〜 8:00 | 朝食 |
9:00 〜 11:50 | 午前の授業 |
11:50 〜 1:00 | 昼食 |
13:00 〜 15:30 | 午後の授業 |
15:45 | ティー・ブレイク |
16:30 〜 18:30 | マンディールでのバジャン / クラス対抗ゲーム |
19:00 〜 19:40 | 夕食 |
20:00 〜 21:45 | 自習時間 |
21:45 | ミルク・ブレイク |
22:10 | 夜の祈り |
22:30 | 就寝 |
音源: 大学寮で唱えられている朝の祈り(スップラバータム)は、こちらから試聴できます:Subrabhatam.wma
16. カルパ・ヴリクシャ(願いを叶える木)
バンガロールから来訪する際、プッタパルティのメイン通りから右手に見える小高い丘に、2本の鉄塔が立っていますが、その裏斜面に生えている木が、カルパ・ヴリクシャだそうです。
かつてサイババが、様々な物をこの木から取り出したエピソードで有名なタマリンドの木。
アシュラムを背にチットラバティー通りを歩いて行くと、右手に“Kalpa Vriksha”と書かれた参道があります。
かなりの急勾配で、途中何度か息切れしましたが、頂上は見晴らし良好でした。
道中、お店も多く、木の手前では、売り子の叔母さんが『スワミに手紙を書きなさい!』と、10ルピーで便箋を売っていました。
尚、カルパ・ヴリクシャは、サイババが肉体を去られて一カ月ほどたった後、嵐の夜に倒木してしました。
願いを叶える木も、スワミと共にあることを願ったのかもしれません。
全次元のあらゆる世界の存在が、しあわせになりますように
サマスタ ロカー スキノー バヴァントゥー
おまけに、プッタパルティー観光の動画がありました・・・。
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