サイババダルシャン

サイババは朝は来ず、夕方だけ、ダルシャンに姿を現した。
ゆっくりと、信奉者の間を通り過ぎるサイババ
甘かった。

午後、サイババはマンディールに入らずに、数千人もの信奉者から見える位置 − サイクルワントホールの中心に座ってロングダルシャンを授けられた。バジャンが流れている間中、男性の方にも、女性の方にも、そしてこちらの方にも、何度も何度も、片手をあげて祝福を授けていた。母の愛のような慈愛を注ぎながら。

今日は、二週間毎に入れ替わるインド人セヴァダル(世話人)の最終日。
祭典でもない日にサイババがマンディールに入らず、ホールの中心でロングダルシャンを授けるのは珍しく感じた。地方に帰っていくセヴァダル達の最後の祈りに応えられたのかも。

サイババは言う。

「私が貴方達の間を歩くときに生じる変化を過小評価してはなりません。私が目にするものは全て、変容・変質を遂げます。ダルシャンの後は静かになれる場所に行き、静寂と共に私の祝福を最後まで受取りなさい。私のエネルギーは私から貴方へと注がれます。もし貴方がエネルギーを受取る前に他の人と会話してしまうと、エネルギーは瞬時に消散され、使われる事なく私の元に戻ってしまいます。安じなさい−、私が視線を注ぐ全対象が、確実に活性化され、改良されるのです。私があなた方の間を歩き回ることは、最高位の天界に住む神々が、その恩恵に浴することを切望したほどの幸運なのです。あなた方はその恩恵を、毎日ここで受けているのです。その幸運に感謝しなさい。このようにしてあなた方が受けている様々な祝福は、それぞれ完全なタイミングで現れます。しかし、それと同時に、多くを与えられた人々からは多くのものが要求される、ということも忘れてはなりません。」By Baba, Let Me Show Love, Pg 101


私の理解を超える範疇の深意までも把握するなんて芸当は到底できないけど、サイババの近くにいると、なぜか心が自然と平安になっていく。
純化される感じ。


ホワイトフィールドやコダイカナルといった避暑地への移動日が近いのか、ココナッツやショッピングセンターの在庫が補給されなくなってきている。あと、一週間は移動はないという噂もあるし、数日後、という話も聞こえてくる。神のみぞ知る、移動日。この時期は、サイババを追って、帰依者の民族大移動が起こる。それまでには、アシュラムを出て引越しを終わらせておく予定。。。