フルーツ


最近、フルーツを食べ始めている。
ブッダプールニマで日本からアシュラムに来ていた方に勧められて食べたのがきっかけ。
私は元来、フルーツ嫌い。スピリチャルを目指していてこんなことを言うと耳を疑われるかもしれないけど、果物を食べる行為によい思い出がないことと、加工されていないと、果汁で手や口が汚れるし…といった子供じみた理由で、なるべく果物に食指を伸ばすのを避けてきた。どこでも食べれるのは、実が皮に包まれていて種のないみかんぐらい。

何度か渡印しているけれど、それまでは、ココナッツジュースぐらいしか飲まなかった。


フルーツは体温を冷やして(暑い国では)身体に良いから、と云われ、半分に切ったマンゴーとスプーンをお皿にのせてくれた。
食べるのを躊躇していると、以前、スワミがその方に仰った言葉を教えてくれた。「良いものを食べなさい。フルーツはよい。」と仰ったそうな。確かに、プラサードの中でも、フルーツは浄性の食べ物として挙げられている。笑顔を浮かべても、両手の上からマンゴーの皿が消えることはない。観念して食べることにした。

ドライマンゴーをかじったことはあるけど、マンゴーをスプーンで実をくりぬいて食べるのはこれが初めて。
予想外に美味しかったので、思わず値段を聞いた。1キロ(2−3個)で、20ルピー〜30ルピー。アシュラムの八百屋さんでは均一値段で売っていて、アシュラム外の路上屋台では、完熟の方が高く、青いものは安い。日本円に換算すると40円〜60円! 以前、沖縄のマンゴーを家族に送った時は、軽く数千円はしたと思う。安い。
その他、ブドウや、リンゴ、ざくろなどを試しに購入した。皮つきのココナッツも買ったけど、どのように食べたらよいのか分からない。

ガヤトリー儀礼(プージャ)では、参拝者がガヤトリーマントラを唱えている間、プージャリ儀礼を司る人)がこん棒でココナッツをカーンカーンと高い音を立てながら叩き割り、中のジュースを取り出して、女神に供物として捧げる。まさか、一般家庭にこん棒が置いてあるなんて考えられないし(インドだから置いてる可能性もあるけど)みんなどうやって食べるんだろう?

・・・

このブログを書いた夜、プージャに参列したら、プージャリの一人が、目の前で、皮つきのココナッツにナイフを入れて、上部の皮を切り、ジュースを取り出す様子を見せてくれた。もちろん、私はそのプージャリと話したことはない。一体、この世はどうなっているんだろう?
神科学みたいな分野が早く進歩して、意識の遍在を解き明かす仕組みやからくりを教えて欲しいなぁ・・・っと思った。

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