ジョーティッシュ占星術

インドに来てやってみたかったことの一つに、占いがある。インドではアガスティアの葉や、インド占星術など、占いが神学のひとつとして確固たる地位を確立している、と日本でいる時に聞いていたから。

その話を先述のサイの卒業生に聞いてみたところ、その方自身も数年前、岐路に立っていた時に、友人からジョーティッシュ占星術師を紹介されて鑑定してもらい、二年後には高位の学位を取得することを示唆されてサイ大学に残ることを決意。その結果、難関の学位を取得して良い会社に就職が決まったという。へー、その占星術師はどこにいけばあえるの?と聞くと、 プッタパルティ にいるという。場所を聞くと、表看板を出していないから一見客には分かり難いらしく、プッタパルティの表通りを入った建物の一室で、ひっそりと鑑定をしている。ラーマナンド・シン師

日本にも招聘されて過去10回ほど来日したこともある、指折りの鑑定師らしい。話してみたら気さくで、普通の気の良いおじさん。それに、明るい。
シルディサイババの帰依者だったけれど、現在のサティヤサイババが何度も夢に出てきたり促しがあったことをきっかけに、パルティに移り住んだという。パルティには日本人がたくさん住んでいますが、彼等は鑑定に来ますか?と聞くと、広告をだしたり告知したりしていないから、私がここにいることを知っている人は少ない、という答えが返ってきた。腕の良い鑑定師はわざわざ告知せずとも口コミで顧客が増えていくのかもしれない。この日の私のように。

誕生日と誕生時間、場所を提示すると、書籍を参照し、その場でチャートを作ってくれる。
その間、約10分。インド占星術は、インドの時間を元に構成されているため、時差(3時間30分マイナス)を逆算して記入する。日本のどこで生まれたか、というのはそこまで重要視しなくてよいらしい。日本人の気質に合った緻密な占いサイトによると、誕生地が違うだけでカルマも大きく変わると説いているので、どちらが正確か、というのは私にはわからない。この方は、占星術と手相の両方の要素を見て鑑定する。
占星術なのに、手相が必要なんですか?と聞くと、人のカルマは4つの要素から構成されていて、同じ日の同じ時間に生まれた何千、何万という子どもが異なる職業につき、違う人生を歩む理由は、過去の3要素と手相に顕れる行動を合わせたもの、の4要素の総体的な構成を介して読み取ることができる・・・らしい。


カルマの構成
● 25%  父のカルマ
● 25%  母のカルマ
● 25%  本人の過去生
● 25%  本人の今生の行動



チャートを見ながらおもむろに、ラーマナンド・シン師が口を開いた。

木曜日生まれか。うーん、過去に結婚したいと思った人がいたけれど、うまくいきませんでしたね。(いきなり、なんてことを・・・)はい、その通りです。
生まれてすぐに、引越したでしょう?(なんでそんなことを・・・)はい、生後しばらくして、京都から大阪に引越ししました。
あなたの誕生によって一家に金運がもたらされ、家業の状況が好転して経済的に良くなっていったはずだ。(私は幼かったのでそれを知るのは父母のみ)。
16−20歳の間、過度の精神的ストレスによって勉強に支障をきたしたはずだ。外国に行っていたね。(まさにその期間、留学をしていた。ストレスによって、軽く摂食障害を起こしていた時期もある)。なんでそんなことまでわかるのですか?わかるのではない、そのような星周りになっていると書いてあるのだ。
28−32歳は、良い時期だったはずだ。住む場所を変え、新しい職務について金銭的にも安定し、全てが順調だったね。(当たってる・・・。28歳に上京し、同時期にスピリチャリティーに傾倒し始め、この頃にサイババを知った。後は仰る通り)。
32−36歳は、マイナスな変化の時期。仕事やプライベート等、全ての関係が悪化したはずだ。(絶句)諸々、詳細は割愛しますが、結果的に金融危機によって、パルティに移住しました。サイババを本格的に知りたい、と思いだしたのはこの頃。
36―42歳は、今までの中で最も良い時期。結婚して子どもを授かり、経済的にも発展する。おそらく、外国人との結婚になるだろう。この時期、母側のカルマとの深い影響があり母方から多大な支援が注がれるだろう。
42−49歳は、仕事面や健康面で気を付けた方がよい。


★ 適職は、スピリチャリズムに関係するものが合っている。ヨガ、瞑想、ヒーリング、スピリチャリティーのレクチャーや、翻訳。(ヨガや瞑想は不得意。)今から始めることもできますか?適性があると書いてある。今からでもできる。
★ 適した宝石は、ブルーサファイアを金の台座に載せたもの。ペンダントでも、指輪でも、カルマの解消を促すためには、石が肌に直接触れるデザインでなければならない。安い石では効力がないから、良いものを選ぶこと。
★ この時間の誕生者に適した名前は、J から始まる名前。
★ 結婚を希望する相手が見つかった時は、相手の誕生日と誕生時間を聞いて、必ず相性を鑑定すること。お互いの星周りが悪いとよい人生にならないから。
★ 先ずは、この先6年間のことを考えて、人生を満喫すること。その先に関しては今は心配しなくてもよい。その時期が近づいた時に注意する点を鑑定すればよいでしょう。
★ 母のカルマはどうですか?とてもアクティブ。 父のカルマはどうですか?非アクティブ。良い食事を摂取しないといけない。ただ、正しい鑑定は、本人の誕生日と時間を知らなければならない。


予想外に、それもすっかり忘れていたことまであたっていたので驚いた。この時点で、拍手喝采して100%的中しているとは確言できないけれど、感想として、大局を掌握するには、とてもよい方法のような気がする。それに占いは、楽しいし。



ところでスワミは一度、学生に I created these planets. What can they do to you when I am here? と仰ったことがあるそうな。思い返してみれば、マイナスな変化の時期にも、スワミの祝福が降り注いでいたことは強く感じる。

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