ガネーシャ神 ココナッツ

ガネーシャ神殿に向かって、ココナッツを割った。
夜8時過ぎ、長距離バスに乗って就職先に旅立っていた先述の友人から電話が入った。
「ごめん、急いでいて、ガネーシャ神にココナッツを捧げるのを忘れたから代わりにやっといて。」
散々お世話になった上に、断る理由など何もない。「ノープロブレム、でもどうやって?」
「ひょっとして・・・ガネーシャ神にココナッツを捧げたことがないの?」と聞き返された。
「ない・・・かな。」
「へぇー!うーん・・・っと、ガネーシャ神と親しくなると善いですよ。なんでも叶えてくれる神様。事あるごとにココナッツを捧げるといいよ」、と教えてくれた。

ココナッツの厚い皮は、障害や障害の元となるエゴに例えられ、ガネーシャ神の前でそれを割って捧げる事によって吉祥を祈るとのこと。
皮つきのココナッツの捧げ方を聞くと、

先ず集中し、ココナッツを三回、宙で右に回しながら祈り、手をまっすぐ上に挙げて、ガネーシャ神殿の中央にある鉄の板に叩きつける。そして、割れた実の一方を捧げ、中身を少し飲んで、一方を持ち帰る。このとき、一度で割る方がより吉兆とされている。

一人に聞くのでは不安だったから、いつも神殿前で車いすに座っているアーンティ(Aunti:インドでは、年上の女性に話しかけるとき、血縁等は関係なく、アーンティと呼ぶ)、そしてダルシャン会場で知り合った新婚夫婦、ドバイで就職がきまっていたものの、金融危機で取りやめになってパルティに来ているエコノミストに、再び、捧げ方を聞いた。


よし、準備OK。
新たな人生に旅立っていった友人の前途を祈り、ココナッツをガネーシャ神に捧げた。

その夜、別の階に越してきたという家族がやってきて、明日、7時から入居のプージャをするのでぜひ参列ください、と挨拶にきた。なんか、儀礼ついている。

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