シュリースークタム

今月ヴェーダクラスでは、美と豊穣と幸運を司るラクシュミー女神に捧げる讃歌、シュリースークタム(Sri Suktam)を学んでいる。

この讃歌、プッタパルティのアシュラム内にあるガヤトリーテンプルや、ヴァララクシュミーテンプルで儀礼中に捧げる定例ヴェーダの一つで、いつかは覚えたいなぁと思っていたから、学ぶことができてとっても嬉しい。これでやっと、インドのAuntie達に混ざって一緒に唱えられる☆ シュリースークタムって最後の方になったら、tongue-twisting (舌を噛みそう)で難しいよね・・・と知人に言ったら、ははは、赤ちゃんみたい、と親しみを込めた笑いが返ってきた。ヴェーダはほんと、反復練習あるのみ・・・だと思う。セッションを録音して、その日のうちに何度も聞いて繰り返すのが一番よい方法のような気がするけど、本当に、心底自信を得るためには、サンスクリットの母音・子音の発音を一語ずつ口元アップで撮った映像を見ながら、基礎から学びたいなぁ、早くそんなDVDが出ないかなぁ・・・と、秘かに心待ちにしている。

セッション終了後、先生が「一週間後の金曜日にあたる7月31日は、スワミの前で Varalakshmi Puja を捧げるから、少なくとも水曜日までには全スローカを終了して一通り唱えられるように備えよう!」、とアナウンスを流した。


この、Varalakshmi Puja は、南インドアンドラ・プラデシュ州カルナタカ州タミル・ナドゥ州・そして、オリッサ州マハラシュトラ州の一部地域)で既婚女性が捧げる儀礼で、アーシャーダ月にある満月の前の最終金曜日に執り行われるらしく、家庭の女神(グリハラクシュミ)である妻がこの儀式を捧げることによって、妻を通して夫や子ども―家庭に幸福と健康、そして様々な吉兆がもたらせるとされている。プージャ中は、シュリースークタムをずっと唱えるから、なんて偶然なんだ!っと、先生が目を輝かせて喜んでいた。儀礼を行う時間は、金曜日の不吉な時間帯とされる10:30 - 12:00のラフーカーラム(Rahu Kalam)、を避けるそうだから、この日は、早朝からダルシャンラインに並ぼうと思う。。。あー、また目が冴えて眠れなかったらどうしよ・・・。
ちなみにこのラフーカーラムは、日単位で起こるミニ日食とされていて、一日のうちに太陽と月の軌道が、地球から見て交わる点・(太陽が月に隠れる時間帯、各90分間)を指している。昔の人々は、北極点のラフーと、南極点のケートゥー(ラフーとケートゥーは非可視だけど占星術的に重要なポイントとされている)が太陽を飲み込もうとして日蝕が起こると信じ、太陽神がトラブルに陥る不吉な時間帯とされているらしい。天体の軌道をベースとする発想なので、ラフーカーラムは季節や国、地域によって異なり、地球上のラフーカーラム計算サイト ・・・もあったりする。

既婚女性は先着順で、儀礼用具など諸費用の7500ルピーと写真2枚を持ってイーシュワランマ女性福祉トラストの事務所に参加登録すると特別な儀式を受けられるらしく、<既婚女性限定>と知らなかった私は一応、すでに満員だったため、ウェイティングリストに名前と連絡先を記入していた。。。この特別儀礼への参加は、来年...?以降にとっておくことにしたいと思います。




【Varalakshmi Puja 関連のリンクサイト(英語)】

AstrologyForU.com: Varalakshmi Vratam
Hindu Blog: Varalakshmi Vratha or Puja
Festivals of India: VARA LAKSHMI VRATA
Hindupad:Var Maha Laxmi Puja 2009 
WordPress.com:Sri Sathya Sai Varalakshmi Vratam Celebrations
YouTube: Sri Suktam


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