プールナチャンドラ・ホール

同窓会の事務局から、同窓会期間中、プールナチャンドラ・ホールにて卒業生に対して(もしかしてそのファミリーも)サイババから講話をして頂けるかもしれない・・・という連絡が入っていた。1000人以上ものメンバーに連絡を伝達する方法として登録済みの携帯アドレスに、ショートメッセージを一括送信。流動的なスケジュールでもすぐ対応できるので有り難い。スワミの不確実性をしっかりと理解しているメンバーだけに、どのプログラムがいつになるかわからないという状況に特別騒ぎ立てることもなく、笑顔で受けとめていた。

この期間中はファミリーメンバーにもオレンジ色(妻)と黄色(親や親族)のパスが配られて、オレンジ色のパスをかけた人が優先的に前の方に座らされる。アンマ(母親)を大切に扱うインドからしてこれは画期的(?)なことで、去年は一部の母方から疑問(苦情)が上がったらしい。たしかに、大切な息子を産んで育てたのは母親。しかも、大家族の一家を取りまとめる母親を尊ぶ習慣が強いインドで、つい最近結婚して身内になった嫁を特等席に座らせるなんて・・・と思うのは、自然なことだろうなぁと思う。

これに対してサイババは、生徒たちを通してこう伝えた。「母親は息子が在学中、何度もプラシャーンティニラヤムに足を運び、スワミの教えや方針を充分に把握しています。それに比べ、知識の浅い妻たちを前の方に座らせて、プラシャーンティ・ニラヤムというのはどのような場所なのか、夫がどのような学校で学んできたか、をしっかりと見せなさい」。そしてスワミは、次の言葉を付け加えた。「もし家族の中で、チャイタニヤジョーティ、エターナルヘリテイジ博物館(霊性博物館)に行ったことがないメンバーがいれば、この期間中にぜひ、連れていきなさい」。聞くところによると、去年も同じことを生徒たちに仰ったらしい。

行ったこと、あるよね?と彼に聞かれ、「うーん、エターナルヘリテイジ博物館は行ったことあるけれど、チャイタニヤジョーティには行ったことない」と答えたら、パルティで一体何をしてたの・・・?と云わんばかりに、ものすごく驚かれた。。。(冷汗)。ヒルビュースタジアムからどういったら分からないし、一人で行くの迷いそうだったから、誰かと一緒に行こうと思っていた・・・と答えたら、「今回は混んでるから、次に来たときに一緒に行こう」という彼。

チャイタニヤ・ジョーティにはサイババの少年時代から現在に至るまでの記録、エターナルヘリテイジ博物館には世界の五大宗教の教えがそれぞれ展示されているとのことですので、皆さんも、パルティにお越しの際はぜひ行ってみてください。

チャイタニヤ・ジョーティ 
 
エターナルヘリテイジ博物館
 


プールナチャンドラ・ホールは、サイクルワント・ホールの西側、スワミのご邸宅、ヤジュル・マンディールの裏手にある建物で、館内の天井にはラーマーヤナの物語をシーン毎に描いた壁画、舞台上には世界の五大宗教のシンボルが均等に飾られ、左右に描かれたシルディ・サイババ、パルティ・サイババの壁画が、来場者を祝福している。一万五千人を収容できるというこのホールの真ん中には、柱が一本も立っていないため、後方席からでも何の障害もなしにサイババを見ることができる。でも、支柱無しの高さ40m・長さ60mのホールというのは構造上、大丈夫なのかな?と素人ながらに不思議に思っていたら、やはり、建っていること自体が奇跡らしい。うーん、だって、あの天井の壁画とかシャンデリアとか、かなり重そうだもの・・・。「建っていること自体奇跡」と聞いて、サイババの息吹がかかっていることを知ってどことなく安心する。


2日の午前中、彼の携帯にショートメッセージが入って家族も参加できることを知った私たちは、知人が主催するニューイヤーバジャンを気にしながらも数名の友人と連絡を取った後、ホール横に集まった。5時過ぎに登場したサイババを待つこと数、数時間。その間、私は(年初めなので)ガネ―シャのヴェーダを小声で唱えたり、サイ大学卒業生の妻や親族を眺めながらボーっとしていた。外国人はいるかな?と見渡したところ、西洋人が二人に、アジア人一人、あとは全員インド人。

観察していると、一言に妻といっても、色んなタイプの人がいることに気付く。そしてある時ふと、「妻だけを集めて座らせる」といのはスワミから言外のメッセージもあるのかもしれない・・・と思った。皆さんそろって素晴らしいけれど、瞳から神聖な光がにじみ出ている人、サーダナを忘れてしまった人、優しそうな人、気位の高そうな人、海外生活が長そうな人、インド人っぽい人・・・と、どことなく醸し出す雰囲気が違っている。

自分の人生設計や日々の生活態度によってどのような雰囲気を醸し出す女性になるかが決まってくるんだなぁと思い、スワミから、「自分を、そして周りを見つめてどのような方向に進みたいのか、目標を設定しなさい」、と言われているような気がした。結婚後、先ず新生活に順応することを理由に、一番大切なことを後回しにしていたことにどことなぁ〜く後ろめたさを感じていた私は、これを機会に心機一転し、一日のスケジュールを作ってみようと思った。


その日は、2人のゲストスピーカーがお話をし、バジャンとアルティに続いてプラサードが配られた後、スワミが集まった人々の間をゆっくりと車いすで回って祝福。その後、隣のサイクルワントホールの方へと移動された。今日のプラサードは、バンガロールの人気菓子店、「Anand Sweets」のミルク菓子。

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