カルナータカ地方のラッサムスープ

ここからラッサムです。


A.下準備 ↓  
B.ダールカレー (前回のブログ) 
C.ラッサムスープ   


このラッサムの隠し味は、ジャガリ(椰子糖)と、ココナッツパウダー。


「味の決め手は、味覚の層にあり!」
元プロの料理人の母から教わったことがありますが、このラッサムはまさに、それを具現しています。


それに、インド料理には定番の、玉ねぎも、ニンニクも使用しないレシピなので、五葷を控えている方にもOKなレシピです。



先ずは、時計回りで、再度、材料紹介。
(実際に使用する分量は、作る段階で紹介します:およそ四人分。)


1.マスタードシード
2.ターメリック
3.ラッサムパウダー
4.クミン (ジーラ)
5.ヒーング
6.ココナッツパウダー 
7.乾燥したタマリンドの実
8.ジャガリー(椰子糖)



9.カレーリーフ
10.トゥールダル(ツールダル)もしくは、イエロームーンダル
11.コリアンダー(香草)
12.トマト



A.下準備

1. 乾燥したタマリンドの実を水に浸ける(1−2個)

2. ダルをよく洗い(3回)、圧力なべに移す。
3. ↑に、水(人差し指第一関節ぐらいまで)、ターメリック、油を入れて、圧力鍋で煮る。
(強火で加熱し、沸騰してから、弱火で5分ぐらい→圧力が無くなるまで自然冷却:加熱時間は鍋によります。)

4. その間に、トマト小4個をざく切り。

5. カレーリーフを一枝分、指でしごいてよく洗う。
サイババのアシュラムがあるプッタパルティカレーリーフは、バンガロールのものよりも、香りが豊かで、美味だとか...。知人はパルティに巡礼に来ると、多めに買って帰るそうです。)

6. タマリンドの実が15分ぐらい経って水に充分ふやけてから、手で揉みつぶす。

7. ダルが入った圧力鍋を開けて、用途別に取り分けておく。
薄い上澄み → ラッサム
濃い下の方 → ダル・サンバール



C.ラッサム 


1. 鍋に、ギー油(なければ、食用油)を大さじ2杯入れ、下記の順で材料を炒め、香りを引き出す。
2. ヒーングを、スプーンの先に、ほんの少し入れる。(臭みと香りが強いので少量で充分)。

3. ブラウンマスタードシード大さじ1杯。(パチパチと音がするのを待つ)。

4. クミン(ジーラ)大さじ1杯。

5. ターメリック 大さじ1/2。

6. カレーリーフ
(ラッサムの場合は煮込むので手で千切らずそのまま投入)。

7. トマトを入れて炒める。

8. 水を追加し、混ぜてからフタをして強火で煮る。(トマトの皮が剥がれるぐらいが目安)。

9. タマリンド水を、手で濾しながら流しいれる。

10. 塩大さじ2杯(たっぷり入れることによって、酸味とのバランスが良くなる)。

11. ジャガリー 大さじ2−3杯(好みによって調整)。

12. ↑が溶けたら、ラッサムパウダーを◎を書くように、二周弱ほど回し入れる(好みによって調整)。

13. ダルを、手ですり潰してから入れる。
(ラッサムはスープなので、ダルの食感が残らないように)。

14. ギー(澄ましバター) 大さじ1−2杯(濃厚な香りが大切なので、ここは、極力ギーを使用)。

15. ココナッツパウダー 大さじ2−3杯

16. 最後に、味が中和するよう、煮たてる。

17. 完成!


食事を提供する寸前に、手で千切った新鮮なコリアンダーをラッサムの上に添える。
スープと言ってもやや辛いので、現地の方は、ライスと混ぜて食します。

美味!!

後日、自分で作ってみましたが、ちょうど良い具合のスパイス分量調整に慣れるまで、1−2回トライアンドエラーが必要だと思いました。 (味見しながら調整してくださいね♪)





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