音楽としてのガーヤトリー・マントラ

以前、外資系の企業で勤めていた時に、インド人スタッフと接する機会がよくありました。

ブラーミンの出身だというVさんは、20代後半なのに日本滞在歴が長く、すっかり日本人。お肉もお魚も行けるクチで、居酒屋や六本木が大好きだとか・・・。


そんなある日、連絡業務があって、彼が私のデスクにやって来ました。


「あれっ! ●● さんは日本人なのに、なぜそんなモノ持っているのですかっ!?」
机の隅に飾ってあった、ガーヤトリー・ヤントラ を指さして、彼はオーバーリアクション気味に驚きました。




彼がブラーミン (僧侶が多い司祭階級) だと知っていた私は、

「あー、ガーヤトリーね。あなたも唱えてるでしょ?」 と挨拶がわりに聞くと
「とーんでもないっ!」 という答えが返ってきました。


「うちの親父が、昔ガーヤトリーを伝授しようとしたけど(おそらく、聖紐式)、一回伝授されたらずっと唱え続けなきゃならないって聞いて、逃げました! 頼むから、そんなもの、見せないでください!」

そういうと彼は、業務連絡が終わり次第、そそくさと席の方へと戻って行きました。



へー!
その頃私は、インド人は全員信仰深く、みんなマントラを唱えていると思っていたので、新鮮な驚きでした。
思えばあれが、「多様性のインドとの遭遇」、第一段階ぐらいだったのかもしれません。



そういった、クラブ好きな若年層に向けて・・・でしょうか。

ヴェルヴェットボイスの貴公子、スミート・タプー(Sumeet Tappoo) が、
レゲエ・ロック風のガーヤトリーマントラをリリースしています。



そしてこちらは、インドの歌姫、
アヌラーダ・パウドウェル (Anuradha Paudwal) による有名なバージョン。



ちなみにこちらは、マントラを歌うドイツの歌姫、
デーヴァ・プレマール (Deva Premal) によるガーヤトリーマントラ



最後にこちらは、
バガヴァン・シュリ・サティヤ・サイ・ババによる、ガーヤトリー・マントラ。



先ず、とっかかりは、好きにならないとなにもはじまりませんから・・・、
色々なバージョンが用意されていて、素敵ですね♪




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☆ ガヤトリーマントラに関する記事の内部リンクを貼っておきます ☆
1.ガヤトリーマントラ   
2.ガーヤトリーマントラ (その1)
3.ガーヤトリーマントラ (その2)
4.サイ・スリー・ガヤトリー 

5.音楽としてのガーヤトリー (この記事です) 
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