日米宇宙科学フォーラム

今日は、大阪科学技術センターで、日米宇宙科学フォーラムに出席しました。

なんでまた…? と思われるかもしれませんが、母が、「見聞を広めるために」といってこういったフォーラムの案内が来る度に私の知らぬ間に申し込み、前日、母からの電話で私の知る所となることが、よく(泣)…あります。 実際参加してみると、私の日常とは全く縁のない世界に触れることができて結構興味深く、へーっ!といった子供のような感銘を手土産に持って帰れるので母には感謝しているのですが…。


今回は、2度の国際宇宙ステーション滞在を経験されている日系アメリカ人のダン・タニ宇宙飛行士が、4か月にわたる宇宙生活を、写真や動画を追いながらお話してくださいました。 写真が趣味、というタニさんが残した写真は、なんと、4か月で14000枚!

大阪から仙台上空を移動する際に撮影した動画を見せて頂いたのですが、その間、1分30秒。 あっというまに、移動します。月は近くて3日で到着、火星は遠いので10か月の飛行を経て到着するそうです。 東京は東京湾の形が完全な長方形をしているので宇宙からもすぐに見分けがつくらしく、照明で陸地が煌々と輝く夜間には、四角い湾の形が浮き上がるので、すぐに、東京と、分かるそうです。


中学生から、原子力や技術の研究者、企業の社長まで参加していたこのフォーラム。それぞれの興味に応じたユニークな質問が飛び交ったのですが、印象に残ったのは、

UFOはいましたか? という質問。 IT会社の社長さんからの質問で、会場に、クスクスッという笑いが生じたのですが、(実を云うとコレ、私が一番聞きたかった) タニさん曰く、飛行中、宇宙空間を物体が浮遊しているのを目にしたことはあるが、たぶん、それは誰かが食べ残した食物(!)で、未確認飛行物体(UFO)や生物には遭遇しなかった、とのことです。 へー!食べ物が大気圏外に出るのかなぁ?っと一瞬思いましたが、あえてその思考は追いませんでした。

あと、宇宙に出た人は、それまでの人生観や宗教観がまったく変わる、という話をよく聞きますが、如何でしたか? …という質問。 

タニさんは、人生観が変わったことはないが、何よりも、地球の美しさに感動し、地球の一市民であるということに誇りを抱いた。こんなに美しい地球に住んでいるのに近隣との争いやネガティブな感情を抱いて人々が暮らしているなんて、それが信じられない気がした。こんな美しい所に住めているんだから、ハッピーでいて、いいんじゃないか、 と思った .., The Earth is so beautiful and we get to live in such a beautiful place - why don't we just be happy? …と、仰いました。

確かに…、 美しいですねぇ。


Space Links:
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Astronaut: 宇宙飛行士