サティヤサイババとは誰なのか? 〜 近代聖者達による証言 3


神が人間の姿を取り、あなたの後ろに、あなたの前に、そしてあなたの傍にいて、あなたに話しかけ、あなたと共に動き、神に対する様々な執着をあなたが増やすことを神が許す時、

あなたは神を認識できません。


私たちは、彼がただの人間であって、それ以上の存在ではないと信じ込んでしまうような過ちを犯すべきではありません。 私たちは概して真理を忘れます。


神は次のように宣言しています。


「私は血と肉の塊ではない。私は心ではない。心は欲望の束である。
私は想像ではない。想像は迷妄の山である。
私はパラマートマ(超越的真我)であり、始まりであり、終わりである。
私はあなたの内なる衝動であり、あなた自身の衝動の結果、あなたが求める知識である」・・・と。   


※パラマートマ(Paramatma):至高の自己。 唯一無二の存在。 個としての魂に対する全としての魂。 小我に対する大我。 個人の魂(ジーヴァートマ)に対する至高の魂(パラマートマ)、…等。
パラマートマに関する追加情報としてヴェーダCDや、Advaita(唯一者しか存在しないという不二一元論)について著述した『アイ・アム・ザット 私は在る ― ニサルガダッタ・マハラジとの対話』等があります。



一般的に、サイババが起こす超常現象を 「マジシャンの術でしかありえない」 と疑う人々は、サイババが空中からビヴーティ(神聖灰)や宝飾品を取りだす物質化、そして写真から流れ続けるアムリタ(神聖蜜)について語るのがお決まりとなっています。 
そこで、今回は、聖者や聖人達によって語られる、サイ・ババの遍在性 ― あまねく存在し、数多の聖者が「完全なるお方」と称するゆえんを証言するエピソードを紹介したいと思います。



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南インドのタミルナードゥ州、ティルマラ・ティルパティに開山建立されたベンカテーシュワラ神(ヴィシュヌ神通称バラジ)を祀る総本山は、「願い事が何でも叶う寺院」とインド全域からの信仰を集める霊験あらたかなお寺で、年間一千万人超の巡礼者数を誇る、世界一裕福な寺院といわれています。

ベンカテーシュワラ寺院では、毎年、タミル歴のプーラタッシー月(太陽暦9月〜10月)に、ブラフモーツヴァム(Brahmotsavam)が開催されます。(9日間かけてブラフマン神を祀る、重要な年間行事の一つとされる大祭。)
そしてこの大祭が終わると、ベンカテーシュワラ寺院の司祭長をはじめとする高僧達は、サティヤ・サイ・ババの祝福を受けるため、ベンカテーシュワラ神に捧げる果物や衣服といったお供え物を持ってプッタパルティへと巡礼に出発します。

通常、僧侶達はサイババの邸宅の中でダルシャンを受けるのが恒例で、サイババは、次の言葉を添えて、僧侶達に祝福を与えます。
「あなた方は、毎日、神に仕えるという幸運と祝福を享受しています。その幸運に自覚し、一点の疑いも持たずに、細心の注意を払って各自の義務を果たしなさい。」

この、インド全域から信仰を集める「ベンカテーシュワラ神(ヴィシュヌ神)に仕える僧侶達によるプッタパルティ巡礼」が始まったのは、1990年代にさかのぼります。


ある朝、僧侶達が朝の祈りの儀式(スップラバータム・セヴァ)を捧げていた時のことです。
しきたり通り、僧侶達は目を閉じて、手探りで御神体に供犠を捧げていました。司祭長が、ヴェンカテーシュワラ神像の御足を触った時でした。普段とは違う、なにか柔らかい感触を感じたのです。
司祭長は驚いて目を開け、御神体にかかった布をまくりあげました。そうすると、なんとそこにいたのは、生身の身体をまとったサイババだったのです。この朝の祈りが終了した直後、ティルパティの司祭師達は、一斉に、ヴェンカテーシュワラ神を飾り立てる装飾品を抱えて、当時サイババが滞在していたホワイトフィールドのブリンダーバン・アシュラムへと向かいました。

僧侶達が到着すると、サイババはすぐにインタビューに呼び、 「ティルパティーで起こったことは事実」であることを告げたうえで、「各自に課せられた義務を全うしなさい」と説き、そのまま僧侶達をティルパティーへと帰しました。


その年から、「プッタパルティ巡礼」が始まったのです。
以下は、実際にその出来事を目にしたサティヤサイ大学の卒業生の証言です。


この出来事は、私もよく覚えています。これは、私が93年に卒業した翌年の、1994年に起こりました。ティルパティの僧侶達全員が、ものすごい列をなしておびただしい数の供え物を持って到着したのです。スワミは全員を祝福したあと、こう付け足していらっしゃいました。「神像に祀っている数々の金の装飾品は、重すぎるから、少し減らすように・・・」 、と。


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サイ・スマラン』という書籍の中で、著者であるガディア博士がヒマラヤ聖者のスワミ・クリシュナダースに起こった体験を、記述しています。

スワミ・クリシュナダース・ババは、とても長い間、ヴィシュヌ神に集中して瞑想していました。
スワミ・クリシュナダース・ババの信愛が頂点に達した時、次のような声が鮮明に、聞こえてきました。

ヴィシュヌ神が、人間の姿をまとってアンドラ・プラデーシュ州のプッタパルティに住んでいます。一刻も早く、お越しなさい!」

スワミ・クリシュナダース・ババは興奮し、この上ない喜びに浸りました。一糸まとわぬ姿で瞑想していたため、腰に布を巻きつけて、即座にプッタパルティへと旅立ちました。

そしてプラシャーンティ・ニラヤムに到着するや否や、サイババが出迎え、「よく来ました!」と祝福しました。
スワミ・クリシュナダース・ババは尋ねました。
「神さま!解脱をお与えくださる為に、私をお呼びになったのですか?」

サイババは、こう答えました。
解脱を得る前に、あなたはある方法で、人々に奉仕しなければなりません。ボンベイにある寺院の前に行き、いつも通り、瞑想をしなさい。そうすると数日後に裕福な人がやって来て、あなたに「寺の司祭長になりませんか?」と聞くことでしょう。

あなたは、二つの質問をしなければなりません。
「寺院の主神は何ですか?」、そして次に、「その寺院はどこにあるのですか」と尋ねるのです。

そうすると、次のような返答が返ってくるでしょう。
「主神は、ダッタトレーヤ神で、寺院は、マハーラーシュトラ州レーヴダンタ県のチャルに、所在します。お寺自体は、五百段余りの階段を登りつめた丘の上にあります。」

サイババは続けました。
「この話を引き受け、丘に登ったあとは、もう降りてくる必要はありません。食事やヴィヴーティ(神聖灰)など、必要なものは私が与えます。
参拝者に、このヴィヴーティ(神聖灰)を配りなさい。このヴィヴーティによって参拝者たちは、様々な祝福を受け取ることでしょう。このような形で、解脱を得るまでの数年間のあいだ、チャル近辺の村落に住む人々に奉仕しなければなりません。」
「これは、私があなたを選び、あなたに与えた責務です。もし何か質問があれば、瞑想の中で私にお聞きなさい。そうすると、明確な答えが返ってくるでしょう。私が何らかのメッセージを与える際も、私はそれを瞑想の中で、あなたに与えます。」
 【出典】: Sai Smaran (Chapter 18, pages 141 – 145)


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同じく、サイ・スマランの中で、ガディア博士が、スワミ・シュラッダーナンダに起きた出来事を紹介しています。
サイババとスワミ・シュラッダーナンダを1961年に初めて引き合わせたのは、ガディア博士本人であったため、博士はこのエピソードに関して詳細に至るまで把握していました。

きっかけとなったのは、スワミ・シュラッダーナンダの告白です。スワミ・シュラッダーナンダは、バガヴァン・ニッティヤーナンダ・ガネーシュプリ霊性の師と仰いでいました。
バガヴァン・ニッティヤーナンダ・ガネーシュプリは、世界的に信奉を集めるシッダヨガ創始者スワミ・ムクタナンダのグル(霊性の師)にあたる聖者です。

ある日、スワミ・シュラッダーナンダが、彼のグルであるバガヴァン・ニッティヤーナンダ・ガネーシュプリから、プッタパルティに住むサティヤ・サイ・ババに会いに行きなさい」、と言われている事を、ガディア博士に伝えました。

そうして、スワミ・シュラッダーナンダが、サイババからプライベートインタビューに呼ばれた時のことです。
スワミ・シュラッダーナンダが何かを言おうとする前に、サイババは、着ていたローブの前ボタンを開けました。
そして胸のあたりを指して、 「ここを見なさい」と言いました。
そこにはなんと、スワミ・シュラッダーナンダのグルである、バガヴァン・ニッティヤーナンダ・ガネーシュプリのビジョンが鮮明に映し出されていたのです。

スワミ・シュラッダーナンダは、すぐにサイババの御足の下にひれ伏し、それ以降、サイババを帰依するようになりました。 【出典】: Sai Smaran (Chapter 12, pages 96 –101)


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スワミ・シヴァーナンダ・サラスワティは、ヒンドゥー教霊性指導者であり、医師として活躍した後に出家し、ヨーガの実践やヴェーダの教えを万人に向けて提唱した、近代インドの偉大な師の一人です。
世界中に点在するシヴァナンダヨガ道場(正式名:ディヴァイン・ライフ・ソサエティ)の創設者としても知られ、霊性に関する多くの良書を世に残しています。(その中のいくつかは、和訳出版されています。)

ある年、サティヤ・サイ・ババ北インドのガンジス河岸にあるヨガの聖地、リシケシを訪れ、シヴァナンダアシュラムに、一週間ほど滞在しました。このアシュラムはサティヤ・サイ・ババが、唯一、訪問したヨガ道場と言われています。その際、サイババは黄金の鎖付きのルドラクシャ菩提樹の実の珠)の数珠を物質化し、スワミ・シヴァーナンダに与えました。

シヴァーナンダの高弟、スワミ・サダーナンダや、スワミ・サッチダーナンダは、「サティヤ・サイ・ババとは誰か」、「サイ・ババの人生や栄光」、そして「プラシャーンティニラヤム(至高の平安の館)」について、大勢の人々から質問を受けました。

その質問者の一人であるブランマチャリア(禁欲・独身者)に、スワミ・サダーナンダは、次のように語ったとされています。
「ババは、自由自在に異なる“魂の領域”を散策することが出来るお方で、一つのソウル(魂・小我)、スーパーソウル、オーバーソウルのあいだを自由に行き交うことが可能なのです。
ババは全知全能で、何時、如何なる時に起きた事象も、啓示することができる上に、実際、スワミ・サッチダーナンダの目の前で、米粒を象牙へと変質させ、その象牙で、108個の象のフィギュアを作りました。そのフィギュアは、虫めがねで見ると、一つ一つの象に、それぞれ、しっかりと彫刻がほどこされていたのです。」
 【出典

さらに詳しくお知りになりたい場合は、現在絶版中ですが、アシュラムの図書館もしくはサイセンターに蔵書されている書籍を閲覧ください:「サッティアム・シヴァム・スンダラム(真・善・美)1 (N・カストゥーリ著、若林千鶴子・訳)」シュリ・サティア・サイ出版物日本刊行センター・刊
英文の「SATHYAM SIVAM SUNDARAM」は、電子書籍としてWEB上で無料公開されています。


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スワミ・カルンニャーナンダは、1894年に生まれ、103歳の長寿を全うした霊性修行者です。出家者としてラマナマハリシ、スワミ・シヴァーナンダらへの師事を経て、サティヤ・サイ・ババと出会いました。スワミ・カルンニャーナンダは、サイババより、32歳、年上です。

ある日、サイババが誕生する1926年以前に、カルンニャーナンダの人生に起こった出来事を、事細かに指摘されたことをきっかけに、サイババの神性に気付きました。
そしてその後、プラーシャンティニラヤムに移り住み、以後四十年間、サイババのアシュラムで暮らしました。
これは、様々な聖者に師事したのち、サティヤ・サイ・ババのもとへと辿り着いたスワミ・カルンニャーナンダの証言です。


私は朝一番にバガヴァン(尊神)に御挨拶する機会に恵まれました。階段を上り、バガヴァンの部屋のドアを開け、ダルシャンを授かって、パダナマスカールを捧げることができたのです。バガヴァンの御足には、シャクティが宿っています。バガヴァンの視線には、パワーが宿っているのです。その身体は、私達の身体と同じものではありません。それは、Chinmaya Sareeram ― 神聖エネルギーが姿形化されたものなのです。私達の肉体のような、やがて地、水、火、風、空といった五大元素の中へと消えてゆく塵のようなものと同じではありません。

サティヤ・サイ・ババは、一つの姿形の中に制限された存在ではありません。サティヤ・サイ・ババは、全ての宗教が賛美する神々が一つの身体に一体化された存在なのです。サティヤ・サイ・ババとは、エネルギーの源泉が具現化されたものです。サティヤ・サイ・ババは、この世に存在する、全ての名と姿を持つ神々が一つの化身となって現れた存在なのです。サティヤ・サイ・ババの正体を探り当てようとすることなど、私達には到底、不可能です。 

あなたは、午前中に、サティヤ・サイ・ババをご覧になったことがあるでしょうか?
朝のあいだ、バガヴァン(尊神)は、ある種の特別な光輝を身に纏っていらっしゃいます。そして、それは、見た者に怖れを抱かせるほどの、光輝なのです。ダサラ祭(母なる原理としての神を崇拝する儀式)の最終日、プールナーフティー(完全奉納の意)を捧げている最中、バガヴァン(尊神)の体温は上昇します。その折に、バガヴァンの御足に触れる機会に恵まれましたが、私は、バガヴァンの御足が、とても熱かったことを覚えています。 【出典


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シャクティ・サットサング”で知られるサドゥー・ヴァスワニ・ミッション(Sadhu Vaswani Mission)は、20世紀初頭に、霊性において「奉仕と犠牲が肝要である」という教えを中心に、女性にはシャクティーが宿っていると説き、時代に先駆けて女性の霊性開花に貢献したミッションです。
ダダの名前で知られる最高責任者、J.P.ヴァスワニは、サイババのことを次のように語っています。

サティヤ・サイ・ババのような高次の意識を伴った魂は、めったと地球に降臨するものではありません。後世の人々は、如何にババが偉大な人物であったかに驚愕して感嘆し、人類に、ただならぬ恩恵を施した存在としてババに敬意を示すでしょう。ババが発する強烈な愛のエネルギーが世界中の人々を魅了し、ババのもとへと引きつけたのです。」

シャクティShakti:): 女性原理、神聖な力、至高のシャクティとして、ドゥルガー女神、ラクシュミー女神、サラスワティー女神の姿。母なる原理としての神を崇拝するダサラ祭の講話シャクティに関する説明が掲載されています。


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ルイ・ドール・デンプリー(バガヴァン・シュリ・プラーナナンダ)は、2007年にアメリカのカリフォルニアに設立された非営利団体、ルイ・ドール・デンプリー・ファンデーションの創始者です。
現在、ラグナヒルズにあるプレマドラーラアシュラムを拠点に、世界中でスタディーグループを開催しています。

ルイ・ドール・デンプリーは、公式HPにてサイババへの追悼を次のように声明しています。


サティヤ・サイ・ババは、アヴァターであり、地上に降臨なさった神の化身です。
地上に滞在されていた間、サティヤ・サイ・ババは全人類に対して、宇宙大のキリスト(Cosmic Christ)としての役割を体現なさいました。
サティヤ・サイ・ババの神性を顕す特性として、サイ ババが地上に降臨なさっていた間に、その肉体にまとっていらっしゃった、“霊的光輝”が挙げられます。 サイ ババが発していた霊的光輝、いわゆる“光背”は、地球上に生存する人類のなかでも、最高位の光線指数(Light Quotient)を放っていました。
(訳注:すべての人体は、その身体に光(オーラ)をまとい、周囲に輝きを放ちます。その中でも特に、聖者や聖人が体から発する後光を、光背と言われています)


サイ ババの生涯と、降臨の目的であるサイ ババの使命は、極めて多面的でした。そしてその使命の多くは、人々の理解を遥かに超えたものとして、永遠に、人類によって解明されることはないでしょう。


その中でも、明確な主要目的、使命の一つとして挙げられるのが、「創造主とのつながりを忘れた、よるべのない絶望的なこの世の中に、再び、信仰心を確立すること」でした。それゆえに、サティヤ・サイ・ババは、人々が驚いて開いた口が塞がらないような、数多の超常現象を巻き起こしたのです。

こういった奇跡は、世間の注目を浴びるために起こしたものではありません。人類に、解明不可能な現象を開示することにとって、人々の中に、“合理的な疑問が及ばない現象を信じる心”を、育むことが目的でした。
それは、全ての神の子たちに、「確かに神は実在し、しかも、ここに存在する」、ということを知らせるメッセージだったのです。

しかしサイババの帰依者を含む多くの人々が、この物質化に心を惑わされ、スワミが人類に用意された“最高の贈り物”の代わりに、物質的なものを求め、それに対する執着を育みました。多くの人々が、神だけが人間に与えることができる最高の贈り物、“神との一体性、神と一つになること − 解脱” を求める代わりに、サイ ババ自身が “つまらないゴミのようなもの(trinkets and trash)” と呼んでいた、“物質化”を求めたのです。

それでもなお、スワミは、与えて、与え続け、人々が持ち寄る願いや要望を叶え続けました。如何なる動機であれ、彼の子どもたちが、彼の元へと集うことを喜び、わが子たちと一緒に過ごすことをお愉しみになりました。
真の生みの親のごとく、わが子の幸せだけを望み、わが子の喜ぶ姿を見るために、わが子が望むものを喜んで与え続けたのです。 【出典



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カルマパ17世は、チベット仏教カギュ派の最高位の化身ラマとされる最高活仏で、中国とダライ・ラマの双方から認定されている、唯一のチベット仏教指導者です。

カルマパ17世は、チベットを亡命し、現在は、インドのダラムサラ郊外のギュトー寺(ギュト密教学堂)に在住し、修行と宗教活動を行っているとされています。

チベット人亡命社会の聖職者としてはダライ・ラマ14世に次ぐ知名度を持っていることから、次代のチベット人社会を担う指導者のひとりとして挙げられています。

His Holiness the 17th Gyalwa Karmapa Ogyen Trinley


これは、2007年の中国の旧正月に、カルマパ17世がプラシャーンティ・ニラヤムのアシュラムに来訪し、カルマパ派の僧侶たちとともに、サティヤ・サイ・ババに捧げたマントラ詠唱です。

このマントラは、「至高神である美しいサティヤ・サイ・ババのダルシャンを末永く受け続けられますように」という祈りを込めて、カルマパ17世自身によって作られたものです。


★ Eternal Mantra of Bhagawan Sri Sathya Sai Baba ★

By the truth of the Deities, The Protector - Brahma and so forth, and the Power and the ability of the Virtues, May the Guru's life be long and stable. And may the world be pervaded by the Light of Dharma.


守護神、創造主(ブラフマン)といった神々の真理や、その美徳がもたらす御力と能力により、
グル(師)の生命が、長く、安定したものとなりますように  
そして世界が、ダルマ(正義)の光で満ち溢れますように



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これは、バガヴァン シュリ サティヤ サイ ババが、自らの真実の姿と神性について人々が尋ねた時に与える答えです。



「私は神です。
あなた方も神です。
私とあなた方の唯一の違いは、
私はそのことを知っていますが、
あなた方はそのことを全く知らないことです」



私はあなたがたの心に愛の光を灯し、
その光の輝きが日毎に増していくのを見届けるために来たのです。
 

私は特定の宗教のために来たのではありません。
私はいかなる宗派、教義または主義を広める目的のために来たのでもなければ、
また、いかなる教理のための信奉者を集めに来たのでもありません。

 
私は信奉者や帰依者を私の信者として、或いは
その他の信者として引きつけようとは一つも思いません。

 
私は唯一の信仰、霊的原理、
信愛への道、信愛の徳、信愛の義務、信愛の責務を
あなたがたに教えるためにやって来たのです。



バガヴァン シュリ サティヤ サイ ババ


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「サティヤサイババとは誰なのか? 〜 編集後記」に続く 


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