ミニコンサート

4日も5日も、午後のダルシャンには続けて音楽プログラムがあった。

4日はサイ大学の学生3名による、タミル地方特有の音楽で、コメディを交えたインド風の詩吟。
笑い担当の1人がリズミカルに何かを言うごとに、地元の参拝者から笑いが起こった。内容は、サイババの愛と奉仕の軌跡(奇蹟)、そしてイーシュワランマ(サイババの母)について…だそうな。

昨日の主賓、オリッサ地方の人々も、ベランダのすぐ近くの特等席で演奏を聞き入っていた。 途中、サイババは白いハンカチで目頭を押さえ、何度も涙をぬぐっていたように見えた。洪水被害で村を押し流された被災者。死を背にして助かった人々の、感極まった熱烈な感謝は神の御心をも溶かしたに違いない。。。
スワミの思いを共有したいなぁ…。
演奏は現地の言葉で行われたため、何を言っているのかさっぱり分からない。よし、決めた。 一週間以内に、テルグ語の辞書を買おう。


5日はショートカットの赤毛の白人女性によるミニソロコンサート。数日前からサイババの邸宅の近くのVIP席に座っていて何度もスワミが声をかけていたので、新参者のわたしは、へー、あんな前衛的な(失礼…) ヘアスタイルをする方もVIPにいるんだ…と思っていた。歌声はかなり低めで明らかに、ステージ慣れをしている。
デヴォ―ショナルソングを出したのかな?と思っていたら、この方、ヨーロッパでは有名な、数十枚以上もアルバムを出しているロンドン在住のブルース歌手だそうな。ダナ・ガレスピーDana Gillespie)。数十年来のサイババの帰依者で、バジャンCDも何枚か出していて、以前はよく、サイババの誕生祭に(スワミのリクエストで)バジャンではなくあえてブルースを歌っていたという。それを知ったのは、演奏が終わった翌日の晩。
たまたま出会ったロシア人やチリ人と話していたら、昨日の歌手の話になって教えてくれた。
私はジャズ好きだけとサラ・ヴォーンやビリー・ホリデー、カサンドラ・ウィルソンといった黒人ジャズしか聞かなかったので、この方に関しては全く知らなかった。。無知というのは本当に、もったいないことだと痛感する。。。 

後悔先に立たず。 もし知っていたら、ぼーっと聞き流さないでもぅすこし、ちゃんと聞いていたのに…(泣)。