チャイマサラクッキー
ベイビーが生まれるまでは、今生で手作りのクッキーを焼くなんて夢にも思ってもみませんでしたが、最近週に一度は、プッタパルティの自宅でなんらかの焼き菓子を作って小分けにし、ダルシャン会場に持たせている毎日です。
きっかけは、日本に一時帰国した際、添加物が気になって、外出する度に高価で薄味のオーガニック菓子を買ってきていた私に、「自分で作ったら?」と母からかけられた一言。
そこで、あれやこれやとベジタリアン仕様のレシピを伝授してもらった私は、バンガロール空港に着いた翌日、パナソニックのショールームに行ってコンベクションオーブンを購入しました。
酷暑で知られるインドであえてオーブン料理をする家庭なんて少ないだろう・・・、と諦めていたのですが、実際、バンガロールの電化製品量販店に足を運んでみると、種類の豊富さに驚きました。
新興国のインドには、サムソン、LGの韓国勢やオランダのフィリップス、イタリアのファーバーにスペインのカタ社など、多くの外国企業が参入しています。
バンガロールには、リライアンスデジタル、クローマ、イーゾーンなどの大型チェーン店がありますが、どこに行ってもまず販売員に、韓国製はコストパフォーマンスがいい!と勧められました。
でも、やはりここは日本人。
アフターサービスを含めて信頼できるのは、日本製のパナソニックだけ・・・と、彼を説得し、携帯ナビでパナソニックのショールームを探して、在庫確認してからお店に向かいました。
中型のインバーターオーブン。
中も掃除しやすく、とっても重宝しています。電子レンジ機能を使う予定はありませんが、グリル機能はたまに使っています。
オーブンが我が家に来て以来、ハンドメイドショップを営むママ友にレシピを教わった卵なしパウンドケーキやアップルパイにマドレーヌ、ソフトクッキーなど色々作ってみましたが、老若男女のインドの友人達が口を揃えて美味しぃー! と感動するのは、スパイスクッキーをアレンジしたものでした。
インドの方にウケた秘訣は、日本で紹介されているレシピの砂糖とスパイスの分量を、彼のフィードバックを取り入れながら、ほぼ2倍にしたから・・・だと思います。
そこで、今日はスパイスクッキーのレシピを紹介しますので、機会があったら作ってみてください。この分量でおおよそ、中型のクッキーが35枚ぐらいできます。
1.水分の材料
材料名 | 分量 |
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ギー(もしくはクッキングバター) | 70g |
椰子糖(パームシュガー) | 120グラム |
塩 | 2つまみ |
水 | 大さじ4強 |
2.粉末の材料
材料名 | 分量 |
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アタ(全粒粉) | 210g |
ベーキングパウダー | 小さじ1 |
チャイマサラパウダー | 大さじ1.5〜2 |
材料は、なるべく添加物を控えて体に良い食材を・・・と思い、インド国産オーガニックの全粒粉、アルミフリーのベーキングパウダー、ミネラルたっぷりのヒマラヤピンクソルト、そしてグラニュー糖ではなく、パームシュガーを使用しています。
もっとスパイシーにするには、ドライピーナッツチャツネーを大さじ1〜2杯追加すると、かなりパンチが効いた味になります♪
ちなみに我が家では、サティヤ・サイ・ババの砂糖に関する講話を知って以来、白砂糖を極力控えるようになりました。『食べ物と健康と霊性修行』に関する講話を巻末に記載しておきますのでご興味のある方は、ご覧ください。
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【作り方】
1. オーブンを150度に予熱しておく。
2. 材料1(水分)と、2(粉類)を別々のボールに分け、よく混ぜ合わせておく。※ 水分の材料は、ゴムベラでよく混ぜ合わせる。粉類は、粉ふるいで均等に混ぜ合わせておく。
3. 大きめのボールに、まず1を入れたあと、2の粉類を2〜3回に分けて、サクサクっという感じで、混ぜ合わせる。混ぜすぎるとグルテンが出るので、サクサクっと合わせる感覚。水が足らない場合は、様子を見ながら少しずつ足して調整し、柔らかすぎる場合は、粉を足して調整。
4. 生地を広げやすいように、3を二等分にしておく。
5. サランラップをしき、3を真ん中に置く。
6. サランラップを折り返して丁度良い具合に生地を包み、めん棒で厚さ5〜6ミリになるぐらいまで伸ばす。
7. 二等分にしたもう一つの生地に対して、5.6.を繰り返す。
8. ラップで包んだ生地をお盆に乗せ、15分ほど、冷蔵庫で生地を寝かせて固める。
9. 生地を寝かしている間、クッキー型の用意、打ち粉の用意、生地がくっつかないようにめん棒に打ち粉をしておくなどの準備をしておく。
10. 8.を冷蔵庫から取り出し、サランラップを広げて好きな型でクッキーを作る。寝かす時間が少ないので、単純な型の方が作りやすいです。私の場合、友人に教わったクマのがっこうのクッキー型が大きさやデザインがちょうどよく、こればっかり使っています。
インドにこのタイプのクッキー型はまだ販売されていないみたいで、クッキーを見た瞬間、可愛さに感動しているのが伝わってきます♪
11. 150度で予熱していたオーブンで、20分ほど、焼く。クッキーに色が付いたら完成!
12. クッキークーラーの上で熱を取り、インドの場合、すぐに蟻さんが来るので、エアタイトジャーに入れてしっかりと密閉保管します。
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クッキーは、焼いた翌日の方が味がなじんで美味しいので、大切な日の前日に焼いておくと良いです。チャイやミルクティーと一緒に食すと、美味しさ格別です♪
日本で紹介されているレシピに比べて、油や砂糖を多めに入れているので毎日食べるとプクプクになっちゃいますが、好みに合わせて微調整を試してみてくださいね。チャイマサラ(ティースパイス)は、市販のものを使用しているのでとっても簡単です。
ちなみに、日本人の私の味覚で、ティースパイスとピーナッツチャツネを入れ過ぎてちょっとピリピリする〜と思うぐらいが、南インドの方にはちょうどよいそうです。
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以下、食べ物と健康と霊性修行に関する御講話からの抜粋です。
癌の主な原因は砂糖です。市販の砂糖を作る際、製造過程において、骨粉等、多くの化学処理された物質が使われています。そうした物質は、砂糖を摂取していくうちに、体内のどこかに詰まって、問題を生じさせます。
人は白血球と赤血球という二種類の血球を有していますが、白血球が詰まって、特定の部分をふさぎ、それが癌へと成長することがあり得るのです。それをグルコーマと呼んでいる人たちもいます。
このグルコーマが癌に手を貸している主な要因です。このグルコーマが砂糖という化学製品のようなものの主な問題です。水、空気、公害、喫煙――これらは主要因とはなり得ません。主要因は砂糖です。
古きよき時代、砂糖はどういった形で食されていましたか? 今のような人工的で合成されたものではなく、健康的な形のジャガリー(椰子糖)でした。料理に甘みをつけるときには、それが使われていました。
しかし、今日、皆さんは、自分が食べるあらゆる食べ物に、浅薄な手段が採用されていたり、人工的な物質が含まれていることを見出すでしょう。このすべては、ただ、お金を儲けるためです。人々はそのような数多くの怪しい方法を採用し、その結果、病気が増加しているのです。
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