Indian Culture - インド文化

リトル・クリシュナの日本語版

わが子も三歳を過ぎ、テレビに興味を持ち始めました。 インドのアニメーションは、太古の聖典をもとにしているものも多く、自然とお勉強になって助かります。クリシュナ神の牧童時代のお話、ハヌマーン神、ガネーシャ神、仏陀など、いろいろなDVDが出ていま…

インド女性の美学 - 笑顔

インド女性の美学、というと範囲が広すぎますが、インドに住み始めてから感じた日本との習慣の違いをいくつか紹介したいと思います。 ちなみに・・・私の見聞は保守的なインドの巡礼地や信仰深いヒンドゥー教徒に限られているため、欧米文化に染まった在外イ…

1で終わる数字は吉兆を呼ぶ

インドでは、偶数は不吉、奇数は吉兆という言い伝えがありますが、なにもそれは、大昔の話ではありません。特に、最後に“1”が付く数字は吉兆とされていて、寄付、結婚式などの贈答金を送る際には、必ず最後に1ルピーを追加したお金を送ります。 たとえば、…

Jai Bolo Bhagavan Sri Sathya Sai Baba Ji Ki Jai

以前、アーラティーとユニヴァーサルマントラのあとに唱える、「Jai Bolo Bhagavan Sri Sathya Sai Baba Ji Ki Jai」というのはどういう意味・・・?と聞かれていたのを思い出したので、久しぶりにブログをアップします。 英語と違って梵語、ヒンディー語は…

日本にはないインドの風習・・・育児編 1

インド人の彼と私はそれぞれに思う“常識”が異なることが多いので、過去には度々、犬も食わぬ・・・いやいや、「お話し合い」に突入したことも何度かあります(いや・・・あのぅ、ラブラブにはかわりないのですが...トキドキ・・・です)。 たいていは、「ふ…

サイババの学生の妻として‐ 服装面 その3.

プッタパルティ巡礼三回目に、妹と二人で滞在していた時のこと。 当時私は、「サリーの着方」をまだ知らなかった。 その頃は、「バジャンライン」というものがあり、外国人帰依者もダルシャン中、サイクルワントホールの中心にあるマンディール内に入り、ス…

サイババの学生の妻として‐ 服装面 その2.

聞くところによると、一部の日本人の間で「パンジャビスーツを着ていると、ダルシャンを受けられない」という噂が飛び交っているらしく、「私、サリーを着られないんだけど・・・」という参拝者の恐怖心をあおっているらしい。そういう話を耳にすると、「そ…

サイババの学生の妻として‐ 服装面 その1.

去年、初めて母がプッタパルティに来訪した時のこと。 インドの民族衣装を一枚も持っていない母に、さすがに洋服じゃいけないから、パンジャビスーツかサリーを何着か揃えるようにお願いしたところ、パンジャビスーツを一枚だけ買った母は、「もうショッピン…

サイババの学生の妻として‐ 序編

普段は意識しないのに、プッタパルティに来ると、やたらと意識する・・・というか意識せざるを得ないこと。 それは、「スワミの学生の妻」であるということ。 結婚前、風の噂でもう一人、サイ大学の卒業生と結婚した日本人がパルティに住んでいると聞いてい…

ミニ晩餐会

最近出ているインド関連の書籍には、「インド人を接待するときは、高価な料亭よりも、インド料理店」という常套句が挙げられているけど、先日パルティで、ほんとにそれを実感する出来事が・・・。ジャズの巨匠、デューク・エリントンが作曲した楽曲の中に、…

神様からの贈り物、プラサード

日本には、供物(仏教)、神饌(神道)として伝わっているプラサード。御本家インドでは、ヒンディー語(Prasad)で恵み深い施し物という意味で通常、お供え物のお下がりを指します。と、同時にサンスクリット語(Prasāda)では神々や聖者が有する寛容・寛大な…

ヒンドゥー教徒の不思議★習慣 2.

日本にも古くから伝わる迷信がたくさんありますが、ヒンドゥー教徒の間でも、世代を超えて語り継がれている不思議な習慣が健在しています。前回に引き続き今回も、日ごろ聞いて???と思ったしきたりをご紹介したいと思います。 4.起床時と日没前に、キャ…

ヒンドゥー教徒の不思議★習慣 1.

インドで生活していると、日常生活のあらゆる場面に宗教的概念が入り込んでいることにびっくりする。 例えば、木曜日の今日はヒンドゥー教で神々のグル(師)であるヴィシュヌ神を崇める日。この日には、神に捧げる讃歌を歌うバジャン会が開催され、食事制限…

インド式・男女の距離の取り方(後半)

異性と心を通わすこともご法度(特に既婚者)という延長線上で、悩み事の相談や知りたい情報を問い合わせる際、他の人のほうが適任だから・・・という理由で配偶者とは別の異性に話を持ちかけることも奇異な目で見られる要素の一つとされている。なんでもこ…

インド式・男女の距離の取り方(前半)

結婚直後、私からすれば「当たり前」、彼からすると「信じられない」行動をとっていたために何度か「話し合いの場」が設けられた。そしてそれは文化の違いから、たいてい、外出先で勃発した。 繰り返すようだけど、インドにおける男女のダルマ(Dharma)は、…

家庭の女神(グリハ・ラクシュミー)

先週末、夜行列車でプッタパルティからチェンナイに移動する間、私達夫婦は、二人の出会いから結婚までのことを色々と思い返しながら、今後の行く先を話し合った。冗談交じりに、そして少し、シリアスに...。 結婚とは、人生にとっての一大事。それを決定す…

インドの魔よけ その1

古今混在するインドでは、額にお守りのビヴーティ(神聖灰)をつけたビジネスマンがブラックベリーを操作し、その右手首には魔よけの黒い紐が巻かれてあったり、日蝕当日は不吉だからと休暇をとり、大事な商談や事初めは、ラフーカーラム(一日のうちの不吉…

アーユルヴェーダの喉薬

のどの調子が悪いから・・・と、彼がアーユルヴェーダの薬をいくつか買ってきた。 インドはアーユルヴェーダの宝庫! アーユルヴェーダとはオイルマッサージに問診、そして特殊な食事療法を指すものだと思っていたけど、インド人の彼は薬効食品を摂るように…

インド風水

ある日彼から、「これ参考になるかもしれないからから読んでみて!」と、一冊の本を手渡された。 表紙には、VAASTU(ヴァーストゥ・シャーストラ ・ワースツ)と書いてある。 中を開けばインド風水の本。中国風水の歴史、B.C.2000年に対して、…

インドのお家

プッタパルティから一般的なマンションに引越してきて(こちらでは集合住宅の一室をフラットという)一つ気になっていたのが、家じゅうのドアに「カギ」がついていること。玄関にあれば十分なハズなのに、なぜ家の中のドアすべてに(しかもトイレにも)カギ…

バンガロール知人宅

バンガロールのバス停で、サイババの信奉者である知人と合流し、数日前に配車されたばかり、という新車に乗っておうちに向かった。バンガロールの目抜き通りをドライブしていると、ラーマクリシュナミッションとヴィヴェーカーナンダ像の前を通り過ぎた。月…